「トレーナー!熱中症ネタって知ってますか!」
「熱中症ネタ?」
ある日の練習後、ヴィルトレはチームメンバーに聞かれた
「そう!熱中症ネタ!ゆっくりいえば、『ねぇ、ちゅう、しよう』になるあれ!」
「あー…」
ベタなネタだった。
「で?あなたはトレーナーさんになにを聞きたいのかしら?」
「げっ!サブトレーナー!」
「げっ!じゃありません、あなただけもう1周させましょうか?」
ヴィルシーナが声をかけて注意する。
「ひいいい!こうなったら…もう1周するから教えてください!」
「な…!あなた!教えちゃダメですよ!」
二人の攻防が始まるが
ヴィルトレは
「『ねぇ、ちゅう、しよう』なぁ…昔大学生のシーナが、酔った時にしつこく何回もやってきた事あったなぁ」
しみじみと昔を思い出すヴィルトレ
「それで!どうしたんですか!」
目をキラキラ輝かせ聞くチームメンバーだが
「あぁ、あんまりしつこいから窒息するまでキスした、次は首にキスマークつけると言ったよ?」
そんな事を仏のような笑顔で言うヴィルトレ
「え」
「…………ごめんなさい…もうしません…」
固まるチームメンバーと小声で謝罪するヴィルシーナ
「はい、じゃあもう1周してきな」
「は…はいいいい!」
笑顔のヴィルトレに言われ
チームメンバーは全速力で1周したという。